前回のブログに引き続き、先週参加した「!important #おかわり -Think more!-」で僕が感じたこと、学んだことをまとめてみようと思います。
田口さんのセッション、松尾さんのセッション、2つを聞いて感じたことなんですが、お二人の話している内容に、いろいろと共通点があったように思うんです。
ですので、もし前回書いた田口さんのまとめをまだ読まれていない方は、先に「田口さんのセッションについてのまとめ」を読んでいただけると、分かりやすいかもしれません。
»【セミナーレポート 第1部】!important #おかわり -Think more!-
それでは、第2部 松尾さんのセッションについてのまとめです。
※一度僕のフィルターを通っているので、松尾さんがそのままおっしゃった言葉や内容ではありません。
※ブログ中に掲載している写真は、香川県のフォトグラファー:サン・スタジオの鍋坂樹伸さんの写真を掲載させていただいています。
【第二部】松尾教授のマジカルマーケティングツアー/松尾茂起さん
関西学院大学卒業後、音楽系の制作会社に勤務し、大手舞台音楽などの制作に携わる。その後、2005年にフリーランスとして独立し、2010年に株式会社ウェブライダーを設立。検索集客を意識したWebマーケティングのコンサルティングやコンテンツ制作を多数手がける。過去にプロデュースした主なコンテンツは「沈黙のWebマーケティング」「沈黙のWebライティング」「ナースが教える仕事術」など。沈黙シリーズは書籍化され、 それぞれAmazonランキングのベストセラーに。最近ではワインの楽しみ方をわかりやすく学ぶ「美味しいワイン」も運営。また、音楽家としても活動しており、アーティストのライブサポートや、各種テーマソング制作、「国民文化祭 京都」や京都の貴船神社などに楽曲を提供。「恋のSEO!」「私の心の中の関数」などの楽曲はネットで話題に。2017年4月には、ライティングをテーマにした楽曲「Eternal Writing(エターナルライティング)」をリリース。1978年生まれのAB型。現在、京都と東京に在住。猫をこよなく愛する38歳。
引用元: エンタミナ5
松尾さんのセッションは、「マーケティング」と「ライティング」についての内容でした。松尾さんのセッションで特に印象に残った言葉は、
「マーケティングの本質と、コミュニケーションの本質は似ている」
という言葉です。
「マーケティング」と「コミュニケーション」の本質が似てる??
「マーケティング」って、「商品やサービスを届けるための戦略」ですよね?
「コミュニケーション」は、「人と人とが、自分の気持や感情を話してお互いを知る」ことじゃないでしょうか?
※ここに書いたのは、僕が思った言葉の意味合いですので、これが正しいものではありません。
この二つ、一見するとまったく別のように思います。
でも・・・松尾さんの話を聞いてると、「ほぉ~なるほど~」と思ったんです。
あなたはどちらの店員さんからテレビを買う??
例えば、テレビが壊れてしまってたので、電器屋さんに行っていると想像してみてください。
一通りテレビコーナーを回ってみたけど、
どういう基準でテレビを選んだらいいのか分からない・・・
もうこれでいいか~・・・
っと思った時に、店員さんが声をかけてきました。
店員A
テレビをお探しですか??
はい~、そうなんです
でしたら、こちら「CHARPの50インチ 4Kテレビ」がオススメです!
そうなんですね~
はい、こちら色彩豊かな再現をするため、新たに「リッチカラーテクノロジー」を採用しております!
また、ノイズ軽減やコントラスト感も向上しており、いま一押しの商品なんです!
そうですか~よさそうですね~
でも50インチって大きくないですか?
いえ、そんなことはありませんよ
新しくテレビを購入する多くの方が、50インチ以上を購入されているんですよ~
そうなんですね~
ちなみに価格はいくらですか??
はい、こちら15万円になります!
15万円ですか~
少し考えてみますね~
かしこまりました!
またのご来店をお待ちしております!
では、もう一つ別のパターンを考えてみます。
店員B
テレビをお探しですか??
はい~、そうなんです
かしこまりました!
ちなみにお客様、テレビを置かれる予定のお部屋はどのくらいの広さですか??
えっと、10畳くらいです
10畳であれば、50~52インチくらいの4Kテレビがオススメです
50インチですか?
それって大きくないですか??
テレビの大きさは、テレビから離れてみる視聴距離を基準に決めるといいんです。
いま世の中に出回っている薄型テレビの場合、「テレビ画面の高さの3倍」が理想的とされています。
でも、最近の4Kテレビは、映像がとってもきめ細やかなので、「テレビ画面の高さの1.5倍」が最適だとされているんです。
私の家も10畳なんですが、同じように50インチの4Kテレビを置いています。
個人的にはちょうどいいサイズだなと思ってますよ~
そうなんですね~
でも、4Kって高くないんですか??
そう思われますよね~
それがですね、ここだけの話、いま4Kが買い時なんです・・・
え、そうなんですか!?
はい。
いま買い時の理由を3つお話しますね。
まず・・・・
へ~そうなんですか~
じゃあ店員さんのオススメはどのテレビですか??
お客様のお話を伺っていますと、この「CHARPの50インチ 4Kテレビ」がオススメできると考えています。
これですね~
価格はおいくらですか??
こちら、15万円になります。
4Kテレビですと、高くもなく安くもなく標準的な価格となります。
15万円ですね~
じゃあ・・・これでお願いします!
ありがとうございます!
かなり長くなってしまいました・・・汗
こういう文章書いてると、ついつい入り込んでしまって長くなってしまうんです^^;笑
話を戻したいと思うんですが、あなたならどちらの店員さんからテレビを買いたいと思いましたか??
僕は「店員Bさん」からテレビを買いたいと思いました。
おそらく、あなたもBの店員さんを選んだんではないでしょうか?
(そもそも「店員A」さんの場合、購入してませんね 笑)
では、なぜ僕が「店員B」さんからテレビを購入しようと思ったかというと・・・
例えば、テレビを置く部屋のサイズを聞いてくれたり、テレビの大きさについて、詳しい説明をしつつ自分の経験上の話をしてくれたり。
店員Aさんよりも、店員Bさんの方が親身になって対応してくれていて「信頼」できたんです。
ここでとっても重要な言葉が出てきたことに気付きましたか?
それは「店員Bさんを信頼できた」という言葉です。
松尾さんは以下のようなニュアンスのことをおっしゃていました。
「何かを購入する」という行為は、何らかの痛みを伴います。
何か商品を購入する場合は、一生懸命働いて貯めたお金を失うという痛みです。
だから、商品を購入してもらうためには、「この人からなら買ってもいい」
と思ってもらための「信頼関係」が大切なんです。
なるほど・・・
この言葉を聞いた時「マーケティングの本質と、コミュニケーションの本質は似ている」という松尾さんの言葉が、スッと入ってきました。
「マーケティング」っという言葉を聞くと、「商品を売るためにはどうしたらいいのか」という方法のことを考えてしまう傾向にありませんか?
でも「商品を購入してくれるのは人であり、商品を使ってくれるのも人」なんですよね。
そしてその人が、
「その商品を使って、何をしたいのか」
(何か悩みを解決したい?体験して幸せな感情を得たい?…)
ここまで考える必要があるんじゃないかと感じました。
松尾さんは、以下のようなこともおっしゃっていました。
- 「信頼関係」を結ぶためにはどうしたらいいのか
- 相手との「距離感」を考えて行動しているか
- 相手の悩みや不安に親身になって聞きどんな言葉をかけるのがベストか考えているか(傾聴)
- 説得するのではなく、納得してもらえているか(納得感)
- 話す前に、書く前に、聴く
- 「論理ではなく感情で動く」というのは、自分の感情が受け入れられた時に動くということ
松尾さんのセッションを聞いて僕が思ったのは、
「マーケティング」は「あなたの心に寄り添うこと」
まだその人も言葉にしきれていない「気持ち」や「心」に寄り添うことが、大切なんじゃないかと。
まとめ
僕は、すべての行動の先には、「人」がいると考えています。
- 野菜を作るのは、人が食べるため
- 電車や飛行機があるのは、人の移動を助けるため
- ホームページを作るのは、会社や商品の魅力を人に伝えるため
いま僕が書いているこのブログの先にも、読んでくれているあなたがいます。
僕は、このブログを通して、こんな素敵なイベントに参加できたこと。
松尾さんや田口さんから、たくさんの気付きを得られたこと。
!important主催の永野さんや中村さん、参加者の方たちと話をして、刺激をもらえたこと。
などなど、僕があの場所で感じた「ほんとに参加してよかった」という思いを、一人でも多くの方に伝えられたらいいなと思い、文章を書いています。
読みにくい文章だったり、日本語的におかしな使い方をしている部分が多々あるかと思います。
でもあえて直さず、自分の言葉で書いてみました。
今回の「!important」ほんとに参加して良かった~!
この一言に尽きます!
セミナーの前半、松尾さんのスライドには、
「今日はゆる~くいきましょう」
っと、かなりゆる~い感じのフォントで書かれていました。
また、セッション中に「松尾教授」という、松尾さんとは違うキャラクターが現れて話し始めたんです!
これ、田口さんがおっしゃっていた「反応コントロール」なんじゃないかと思ったんです。
「マーケティング」という、難しそうな内容の話を進めるにあたり、普通に話を進めちゃうと、参加者の方が身構えてしまうと思うんです。
でも、あえてフォントをゆる~いものにしたり、松尾教授に変装したりすることで、セッションの雰囲気をやわらげ、参加者が取り組みやすい状態を作り上げるという狙いがあったんじゃないでしょうか。
後半になると、会場の雰囲気もパッと切り替わったような気がしたんです。
(後半からのスライドには、一切ゆるいフォントが使われていませんでした)
つまり、松尾さんが設定したゴールに向けての流れを作っていったんじゃないかと。
さすが松尾さんだぁ・・・
すべての行動には意味がある。
まさにそんなことを感じたセッションでした!